
トピック
概要
投影機とは、ワーク(部品)に光を当ててその輪郭をスクリーン上に拡大投影し、寸法や形状を測定・確認するための装置です。
別名「光学式プロファイルプロジェクター」とも呼ばれ、視覚的に寸法確認ができる検査機器として、長年にわたり製造業で活用されています。
主な機能・特徴
【拡大表示】
通常10倍、20倍、50倍などの倍率で投影可能
【非接触測定】
ワークに直接触れずに測定できるため、傷をつけない
【目視での比較確認】
投影された像とスケールや図面の重ね合わせで確認可能
【簡易でアナログ的】
高度なPC操作不要、感覚的に扱える
測定できる項目(例)
- 寸法(長さ、幅、角度)
- 曲率(R形状、テーパー)
- 形状比較(図面との一致度合い)
- 段差、面取りなどの確認
金型・鍛造業での利用例
- パンチ・ダイなどの先端形状の確認
- 切削・研磨後のR形状や角度の精度確認
- 製品の初品検査
- 量産前の最終寸法確認