
トピック
概要
細穴放電加工機とは、放電の力を使って金属に極小の深い穴をあける加工機です。
ワイヤー放電加工機と同じ「火花放電」を利用していますが、
こちらは細く中空の電極(銅や真鍮)を高速で回転させながら、穴あけに特化しています。
金型・鍛造業での活用シーン
- ・ワイヤーカットのスタート穴の加工
- ・パンチやダイのガス抜き穴や潤滑穴の形成
- ・工具の冷却穴(クーラントホール)の加工
- ・超硬材や焼入れ鋼への穴あけ
- ・角度付きや深さ指定の微細穴加工
特徴と利点
【非常に小径な穴があけられる】
φ0.1〜φ3.0mmなど極細穴も対応
【硬い素材でも穴あけ可能】
焼入れ鋼や超硬材でもOK
【高アスペクト比の穴加工】
深さに対して径が小さい細長い穴も可能
【非接触で応力がかからない】
ワークの変形が少なく精密穴あけが可能