
トピック
概要
「逃がし」とは、加工時に発生する不要な応力・干渉・バリなどを逃すために、金型や製品形状にあらかじめ設ける空間や加工処理のことです。
金型設計や鍛造加工、切削加工などさまざまな製造工程で使われる概念で、工具の破損防止・加工精度の確保・製品の機能維持などのために非常に重要な技術的配慮です。
「逃がし」の効果
加工では金属を変形させたり削ったりする際に、次のようなトラブルが起こりやすくなります
- 金型や工具に不要な応力が集中する
- 加工部の仕上がりが悪くなる(バリやヒケ)
- 部品の組付けが困難になる
- 意図しない変形が起こる